離婚すると住宅ローンはどうなるの?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
離婚すると住宅ローンはどうなるの?

もし、家を売ってローンを完済できるなら話はシンプルです。残高や手数料を差し引いて、残ったお金を分ければ終了しますが、返しきれない場合は厄介です。特に、ローンを組んで間もない30代、40代のご夫婦は、きちんと話し合っておく必要があります。離婚は夫婦間の問題ですが、住宅ローンは、銀行など金融機関と交わした契約ですので、夫婦間で取り決めをしても、銀行との関係においては影響しないのです。たとえば、ローンの名義が夫で、連帯保証人が妻の場合は、ローンを支払っていくのは夫。夫が払えなくなったとき、連帯保証人である妻に請求が行くということになります。
家を売却せず、妻が家を出て、夫が家に残る場合、夫がきちんとローンを払い続ければいいわけですが、元妻の連帯保証人の身分は変わらないので、滞納があると、請求が元妻のところへ来てしまいます。元妻としては、できれば連帯保証人から外れたいですが、実際これが難しく、代わりの連帯保証人を立てて、債権者に認めてもらわなければならないので、実現性はかなり低いのです。
さらに問題なのは、妻が家に残る場合。ローンの名義人である夫にとっては、自分が住んでいるわけでもないのに、まだ10年も20年もローンを払い続けなければなりません。さらにその上、引越し先の家賃も払わなければならない。経済的負担が大きいため、元夫が再婚でもしようものなら、元妻の家のローンなんか払いたくない…と支払が滞り、連帯保証人に請求が行くケースも珍しくありません。女性に安定した収入があれば、連帯保証人として返済を続ける、あるいは、夫の名義で事実上返済を続けていくなど、自分でローンを支払っていってもいいでしょう。でも実際は、女性に経済力が乏しく、支払えなくなるケースが多いです。

なんとか毎月の支払ができそうなので、家の名義を妻である自分のものにしたいのですが・・・

実際はそう簡単にはいかないことが多いようです。住宅ローンの名義を妻名義に変更をするには、債務の引き受けや、住宅ローンの借り換えをする必要がでてくることが多いでしょう。でも、女性の場合、どうしても経済基盤が弱いと判断されることが多く、審査が通りにくいというということがあります。このように考えると、ローンの名義人が夫である場合は、あくまで借金返済という観点から考えると、家に夫が残るほうがトラブルになる可能性が低い。妻が残る場合には、先に述べたようなリスクを想定しておいた方が良いでしょう。

離婚をするときの注意点は?

離婚しても住宅ローンの契約上は主債務者と連帯保証人のまま。これが離婚に際しては、かなり重要なポイントとなります。
話し合いが難航する場合、弁護士にご相談いただければと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。