おとり捜査は許されない?

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そもそも、おとり捜査とはどのようなものなのでしょうか?

おとり捜査とは、通常の捜査のみでは、犯罪の摘発が困難であるような場合に、捜査機関またはその依頼を受けた捜査協力者が、その身分や意図を相手方に隠し、相手方に犯罪機会を提供し、相手方が犯罪の実行に出たところで現行犯逮捕等により検挙する方法のことです。

おとり捜査は違法な捜査なのでしょうか?

明文規定はありませんが、おとり捜査は、犯人を捕まえるためには、有効な手段と言えますし、おとり捜査がすぐに違法というわけではありません。
ただし、任意捜査として許容されない場合には、違法となります。もちろん、任意捜査といえども、個人の何らかの法益を侵害するおそれはありますから、無制約に許されるわけではありません。また、国家が犯罪を誘発するようなことは許されませんし、捜査の公正を害することになります。おとり捜査の必要性、緊急性なども考慮したうえ、具体的状況のもとで相当と認められる限度において許容されるものと考えられます。

どういった場合に違法になるの?

最高裁で、薬物の密輸を検挙するために、おとり捜査を行なったことが、適法であると判断されています。その時に、おとり捜査における任意捜査の違法性の判断要素として、以下の事情が挙げられています。
1.直接の被害者がいない薬物犯罪等の捜査において、
2.通常の捜査方法のみでは当該犯罪の摘発が困難である場合には、
3.機会があれば犯罪を行う意思があると疑われる者を対象におとり捜査を行うことは、任意捜査として許容される。 

つまり、直接の被害者がいないため、なかなか検挙出来ないような場合には、おとり捜査によって逮捕する事もやむを得ないということです。

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